新卒入社から7年勤めた会社を卒業し、この4月からはサラリーマンではなく自分で事業を持つことになった。7年間社会人として働いてきて、働き方のプレースタイルを変えるタイミングだと思ったのが理由。
入社時には「会社に依存せずに生きていける人になりたい」と思っていたし、そのためには自己成長が必要で、それが達成できそうな会社だからという理由で総合商社を志望した。ただし、総合商社でなくても自己成長はできるはずで、もし採用されなかったら別の会社で同じ理由で就職していたので、総合商社で働いたのは縁だったと思う。この7年間で会社に依存しない人間になれたのかは分からないが、会社にいるとその人間になれたのか、なれていないかは分からない。それを確かめるために外に出てみる必要があった。幸にして、家族もそれを許してくれたし、そのためのフィールドも準備してくれた。とにかく感謝したい。
退職したのが2025年3月末。2024年1月に一度辞めようとしていた。転職は選択肢にはなく、自分の事業を持ちたいという思いだった。そこで何の事業をするのか?と考えるのだが、手に職があるわけではなくつまづいた。そうしていると会社のプロジェクトが忙しくなりあっという間に半年が過ぎた。そのプロジェクトがひと段落した夏、もう時間切れだと思い、退職を決意した。ここでも「何をするか?」はしっかり定まっていなかったが、辞めることは決めた。そして、フリーランスだった妻と一緒に起業することにした。フリーランスで働く妻の姿を見ていて、いつかその事業は法人化はしたいと思っていた。「何をするか?」を考えている時に、やれることがすぐ近くにあることに気がついた。全く未知の分野ではあるが、総合商社に勤めていれば、全く知らない商材を担当する可能性もあるはずで、そういう意味では違和感はない。寧ろ手に職を持たない自分が、これから生きていく上で必要な経験を積めると考えている。
事業をするからには大きくしたい。その根幹にあるのは自分に関わる人達を幸せにしたいという想いだったりする。会社としての実績・経験を積み上げ、ビジネスの仕組みで関わる人全てを幸せにすることができれば最高。そのためにも自分が強くなる必要がある。「会社に依存せずに生ける人」を目指していたが、会社=自分にすることで、それを達成しようとする試みが今回の退職。
今は手探りでどうなるかが分からない。分からないからワクワクするし、判断するのは自分自身。その判断による結果に責任を持つのは自分&家族ということになるからヒヤヒヤもするだろうが、今はこの状況が心地よい。ちょっと心配な気持ちは間違いなくあるが、前進している感触はある。このブログは日記みたいになりそう。今後、更新頻度は上がるかな。じゃ!