仕事

仕事で埋め尽くされて自由を感じた話

2024年前半は仕事にまみれていた。仕事をしていない時間は、睡眠と家事、育児の時間がほとんど。それもあと1週間で終わる。1週間でこれまで準備してきた案件の締め切りが到来するのだ。ただ、想定外の事態により案件数が減ったので、思ったよりも早めに仕事で埋め尽くされた日々が終わろうとしている。そんな中で思っているのは、ガッと仕事して、その後はしっかり休むというスタイルが好きになってきているということ。去年も同じようなことをしていて、だんだんそのスタイルに親しみが出てきた。そして、今回は前回に比べて、仕事が楽しい。。。

最近の生活がどんな感じだったかというと、平日は基本的には10時間以上の勤務で、長い時は14時間勤務(通勤時間は往復1時間、睡眠が6時間とかだから、ほんと仕事しかしていない)。この2週間くらいは攻めていて、始発前にタクシーで出社していた。実はこの早朝出社はかなり好き。朝は誰もいないので集中力maxで作業がかなり捗る。土日は息子が昼寝の間が仕事の時間。妻が休み週末は出社していたことも。ただ、家族で過ごせる週末を潰すのは、勿体無い感覚が強かった(我が家は妻が週末に仕事の日が多いので、家族で過ごせる週末は貴重なのだ)。そんな中に、出張が入り、自分の仕事が出来ないこともあり、とにかく時間がなく、迫る締め切りにプレッシャーをかけられる毎日。出張での時間が勿体ないので、上司との晩飯を断って、ホテルで仕事したり、北海道は自分だけ日帰りしたり(誰よりも遅く現地に入り、誰よりもはやく東京に帰るという。。。であれば、誰かにその出張任せろよっというツッコミもあるとは思うが、それも出来ない事情がある)と、とにかく時間がなく、心休まる時間はない。とはいえ、昨年も同じようなことを経験しているので、昨年に比べれば慣れた分、楽だし、何なら楽しめていたと思う。ゴールまでとにかく走り切ることを考えていたので、月曜日の憂鬱みたいなものは消し飛んでいて、仕事を間違いなく楽しいと感じていた。ただ体がついてこないとダメなので、睡眠とランニングの時間は意識して確保していた。なるべく22:00-2:00の間は寝るのが大事。21:00-3:00の6時間睡眠が理想的な形。本来は8時間程寝たいが、短期間であれば6時間でも耐えられる。

今回の収穫は、そう「仕事が楽しい」と感じた部分だ。終わりが見えていてそこまで攻められるだけ攻めていきたいという気持ちと、締め切りが終わった後の休みを楽しみにするモチベーションが混ざっていて少しハイな気分であったことは確かだ。ただ、今回は前回に比べて、自分が見えている範囲が広がっており、案件をドライブさせていく能力が増していて、自分を起点にできることが増していた。成長していた。自分起点で何かを動かせるようになると、仕事は楽しくなる。そこで感じる責任感も、達成感を感じるためのスパイスとして捉えられる。この感覚が楽しかった。そんな中で思うのが、多分、今が一番小回りが効いて、体も頭も動いて、それなりの自由も与えられていて、楽しい時期なんだと思う。周りの上司・先輩を見ていてそう思う。やることも考えることも多くて、パンクしそうな日々だし、なんで俺ばっかこんなに業務があるんだ、という気持ちもあるが、誰かに任せたいとは思わない。やっぱり自分でやりたい。そうやって周りの誰よりもやっている、そして誰がやるよりも自分がやる方が良い、っと自身で感じることができるのが心地よかった。こういうプレイスタイルが出来なくなったら引退したいとすら思った。引退しないにしても、違うフィールドへ移るべきだという気がした。

今回仕事に埋め尽くされた中で感じたのは、自由になるには仕事を楽しめるようになるのが一番簡単なのではないかということ。仕事を楽しみ、誰かの役に立ち、お金を稼ぐことができれば、それで自由だと思う。今みたいにデタラメににがむしゃらに働くのは持続可能ではないとは思うが、どうすれば自分として、自由に生きていけるのか?のヒントが得られたような気がしている。ただそこに行き着くには、辛い思いもする。経験と努力を積み重ねていく先にあるものだとも思う。どうせやるなら楽しい方が良いので、そこに向かっていけるような仕事をしていきたい。死ぬまでそういう仕事をし続けるのが夢な気がしてきている。

そんな中で、俺の良いところは、完全に仕事に振り切れないような家庭状況であるということかも。何事もバランスが必要!それは次の機会に書きます。じゃ!