仕事

仕事と運動

運動の大切さをこんなにも実感した一年はこれまでになかった。とにかく走る時間を確保することが忙しい日々を乗り越えるために重要だった。

一年前の部署異動とともに忙しい日々が始まった。仕事は初めて挑戦することばかり。毎日が新鮮で充実していた。更に異動して数ヶ月後に第一子が誕生。元気に日々成長していく我が子と一緒にいれるのは本当に幸福な時間。仕事も仕事以外もとにかく新鮮。いい意味でやることが山積みだった1年間だった。

そんな忙しい日々も先月で仕事が一区切りつき、少しだけ時間の余裕が出来たので振り返ってみようと思う。本当は細かくその都度記録したかったが、そんな余裕や精神状態では無かった。仕事も育児も効率良くサラサラっとこなせるようなことはなく、ほとんど全てが手探りで何が正しいのかも確信できぬまま取り組む毎日。全く余裕は無かった。幸運にも(?)僕は余裕が無い様子が外に現れていなかったらしく、会社の人からは忙しそうなのにケロッとしてるという評価。一応「めっちゃ大変ですわ」と伝えてはいる。

振り返ってみると、仕事と家事・育児以外はほとんど何もして無かった。常に仕事のことが頭から離れず、把握しておきたいが出来ていないことが山積み。でも、思うように仕事の時間が取れず不安や焦りに駆られることが常だった。正直、いくら時間があっても全てを把握することは出来なかったと思うし、その当時もそのことは分かっていた。なのでそんな不安や焦りに向き合うしか無いはずだと自分に言い聞かせてはいた。もちろん時間が許す限り仕事はしていたがそれも限界がある。そもそも仕事を理由に家族との時間を犠牲にしたく無いというのが根本にはある。

では不安や焦りにどうやって向き合ったかというと、ひたすらランニングをしていた。一回30分くらいで家の周りを走っていた。走っている間に色々なことを考える。その時々で頭に浮かんでくることが違うから面白い。ほとんどは仕事のことだったが、自分の人生についても思考が移っていくことが多々あった。そして、息が上がってくるとごちゃごちゃした考え事はしなくなり、体を動かすこと、あとどれくらい走らなければならないのか、ということで頭がいっぱいになる。これが良い。強制的に思考を不安や焦りから切り離していくイメージ。走り終わったとて、仕事が減っているみたいな状況の変化はないが、自身の状況の捉え方が変わている。不安や焦りが消え去っていることはないが、それらがあっても平気な気がしてくる。これでこの一年か乗り越えてきた。

気が滅入りそうなら運動してみる。そうすれば心は健康に近づいていくし、多少のことでは落ち込まない。これが大事。運動以外にも家族の存在や睡眠の確保の重要性等、大切な要素がいくつかあるので、それは別の記事で記録しておこうと思う。それでは。