仕事

仕事が忙しい時の乗り越え方

社会人になって一番忙しい1年間だった。複数のプロジェクトを担当し、日中は打合せでスケジュールが埋まり、やるべきタスクは日中以外を充てるしかなかった。息子が産まれて家族との時間も大事。仕事もそれ以外も内容が濃い1年間であった。今回は仕事が忙しい時の乗り越え方について。結論は「仕事よりも大事なことがあることを認識すること」。目の前の仕事に追われていると分からなくなるが、心のどこかで「仕事は所詮、仕事である」と思っていたことは、仕事をする上でも、プラスに働いた気がする。仕事との距離感を適切に保つということかと。

仕事とは何か?仕事は自分にとってどういう存在なのか?将来は?などと考えてみると良いと思う。仕事は人生における最重要事項ではないというのが僕の結論。もちろん最重要ではないが重要ではある。お金は必要だし、何らかの形で社会に貢献し続けることは精神衛生上必要なので、それらを達成するには仕事をするというのは良い選択肢だと思う。だが、仕事は最重要事項ではない。最重要事項は「心身の健康」。何があっても心身が健康であれば乗り越えられる。なので、忙しい仕事に「心身の健康」を蝕まれてはいけない。

「心身の健康」を維持するという観点では、仕事が忙しい時には、①睡眠と②仕事以外の時間を大事にすべきだと思う。

①睡眠については、寝不足状態できつい思いをして仕事をしていても楽しくないというのが理由。寝不足だとテンションが下がる。これは個人差があるだろうし、ショートスリーパーと呼ばれる人もいるので、一概にはいえないかもしれない。ちなみに、僕の上司は徹夜はしないことを信条としていた。徹夜後に12時間寝るのであれば、2日間で、6時間ずつ寝るのと同じであり、後者の方が効率は良いという考えのようで、これには賛成である。僕はショートスリーパーでもなく、どちらかというとロングスリーパーだからなるべく寝た方が良い。現代人は睡眠の重要性を軽視している傾向があるらしい。養老孟司さんの「バカの壁」を読むと良いかも。

②仕事以外の時間については、何をするかはいくつか選択肢がある。僕の中での一つが運動。仕事では体は動かさないので、頭ばかり使っているとバランスが悪くなるので、身体を動かす時間は必要だと思っている。そして、もう一つが家族との時間だ。仕事と家族のどちらを優先するかは、家族を優先した方が良い。理由は仕事は一生ものではないが、家族とは一生関係性が続くから。仕事は所詮、仕事であって、サラリーマンであれば、会社を辞めればその関係性は無くなる(自営業は正直よく分からないが、多分家族を優先した方が良いのではないかな)。

ここまで仕事よりも重要なことがあると主張してきてが、仕事が重要であることは間違いない。仕事は一生懸命やるべきだしそこで得られる充実感は「心身の健康」に直結する。ただし、仕事だけでは「心身の健康」を持続させることは出来ないので、仕事よりも大事なことがあるということを自覚した上で、仕事に没頭すれば良いと考えている。

とはいえ、仕事をするより、幼い子供と一緒にご飯を食べて、お風呂に入って、寝る方が有意義な時間の使い方だと思う。一緒に寝たら朝3時、4時に起きて早くから仕事をしたら良いよ。仕事と育児(+運動)以外をする時間を捨てれば、なんとかこなせるはず。それで無理ならそんな仕事はそもそも無理だから諦めていいと思うよ。それでは。